犬のコクシジウム症

コクシジウム症は、イソスポラというコクシジウム類に属する原虫が消化管内細胞に寄生することで起こる感染症です。

 

幼犬に感染しやすく、おもに下痢や脱水などを引き起こします。

 

原虫は1つの細胞(単細胞)からできていて、非常に小さく顕微鏡でないと見ることができません。

 

感染されたワンちゃんの糞便中に、オーシストと呼ばれる目玉のような特徴的な形で排泄されます。

 

 コクシジウム1縮.jpg

 

これには感染力はありません。

 

排泄され外界で2〜3日経過すると感染力をもつオーシストとなります。

中に円が2つある形をしています。

こちらは外界での抵抗力も強く1年くらいも生存し続け感染の機会を待つのです。

 

 コクシジウム2縮.jpg

 

 

便にオーシストが排泄されるわけですから、感染力のあるオーシストになる前に細目に糞便を片付けることが重要です。

 

とくに子犬や子猫などの幼弱な動物の場合、下痢といえども命を落とすこともあります。

 

また見た目は正常なウンチであっても、検査をすると発見されることもあります。

 

ワクチン接種の際などには、健康診断のためにも糞便検査をお勧めします。

 

                                                       2012/06/18

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