6歳になる柴犬の男の子。
皮下脂肪がかなり増え、肥満体型になってきたとのこと
さらに、尾の付け根の脱毛も広がっているようです。
これらの特徴は、甲状腺機能低下症によく認められます。
甲状腺ホルモンの分泌不足により、代謝が低下して
あまり動きたがらなくなったり
寒がりになったり
体重も増え、脱毛が進むことも
とくにシッポの脱毛は、ラットテイルと呼ばれます。
治療として、内服薬を開始していただきました。
猫白血病ウイルス(FeLV)感染症と猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症は、致死的な可能性のある、猫でよく見られる感染症の疾患です。
これらのウイルスの感染状況を知ることは、日常の健康管理にも役立ち、他の猫への感染を広げないためにも重要となります。
実際に都会では、完全な室内飼育ではなく、外出可能の健康な猫のうち10%近くがFIV陽性ともいわれます。
ただし検査の結果が陽性だった場合も、その猫がすぐに死に至るわけではありません。
発症することなく寿命を迎えることもあるのです。
猫白血病ウイルス(FeLV)感染症の場合、白血病を発症するのは持続感染している猫のうちおよそ20%だそうです。
猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症では、無症状キャリアーの期間が10年以上続く場合もあるそうです。
つまり、陽性であった場合にも長生きできる可能性はあるのです。
ウイルスが陽性か陰性かの診断結果を早くから知っておくことで
感染猫へのストレスを減らしてあげるなど日常の健康管理に役立つだけでなく
正しい対症療法を早めに行うことができるため
結果として猫ちゃんを長生きさせることが可能になると思われます。
食べ物を噛み砕く際に使われる筋肉(咀嚼筋)に起こる炎症性の疾患です。
急性期では、口を閉じる筋肉である咬筋や側頭筋などを中心に痛みを伴う腫脹がみられます。
するとワンちゃんは、食べることを嫌がったり多量の涎がみられることもあります。
慢性期の場合には、側頭筋や咬筋が重度に萎縮していくため、頭蓋骨が分かる位にやせ細った外見になってしまうこともあります。
また口を開けること自体が出来なくなるため、食べ物を上手く食べられず流動食などの対応が必要となることも。
炎症を起こす原因から自己免疫性疾患と考えられており、その治療もコルチコステロイドなどの免疫抑制剤による免疫抑制療法が中心となります。
アポキル錠は、犬のアトピー性皮膚炎の症状やアレルギー性皮膚炎の痒みを緩和させる治療薬です。
これまで主に使われていたステロイド剤に比べても
痒みを抑える効果は高く
副作用が少ないお薬です。
アレルギー反応により痒みを伴ったワンちゃんは、その場所を舐めたり、掻いたり、こすりつけたりと皮膚にダメージを与えてしまいます。
すると皮膚のバリア機能は低下して炎症は増幅し、更なる痒みの悪循環へとつながります。
そこで、早急に痒みを緩和してあげることが非常に大切になってきます。
また、皮膚のバリア機能が低下しやすいアトピー性皮膚炎のワンちゃんですから、同時にしっかりとしたスキンケアも必要ですね。
7歳になるワイヤーフォックステリアの男の子。
血尿が続き、検査を実施すると
膀胱内に多くの結石が形成されていました。
オスのワンちゃんの場合には
形成された結石が尿道に詰まり尿閉塞を起こしてしまうこともあります。
膀胱切開手術により結石を摘出すると
多くの結石が出てきました。
先日には,遠方からですが
術後からおよそ半年経ちますが
とっても元気なご様子のお便りをいただいております。
何らかの原因で涙が少なくなってしまい、眼の表面が乾いたように見え、角膜炎や結膜炎を引き起こし、ネバっとした目ヤニの付着や結膜の充血などが主な症状として見られます。
涙の働きは、ヒトも動物たちも一緒で
などがあり
その涙液の分泌量が減ってしまうと、角膜や結膜の炎症を引き起こしてしまうのです。
ドライアイの原因としては
臨床症状としては
などがあげらます。
ドライアイは涙の分泌量が減少する病気なので、診断は主に涙の量を調べます。
涙の分泌量を調べる試験紙を「シルマー試験紙」といい
この試験紙を下瞼にひっかけて、涙がしみ込む量で測定をします。
ドライアイの治療では
最近、眼の輝きが落ちたかな?目ヤニが多くなった?目が充血しているなどの症状がみられたときには、ドライアイの可能性も考えられますので一度ご相談ください。
ゆいまーる動物病院は神奈川県川崎市宮前区にある動物病院です。当院は、大切な家族の健康を守る地域のホームドクターを目指しております。親身となった対応を心がけておりますので、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
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