避妊手術・去勢手術

   発情・交尾・妊娠・出産とは、ほ乳類が子孫を残すための「生命のシステム」です。

ゆえに避妊・去勢手術については、多くの飼い主様が一度は考え悩むテーマであると思います。


 「自然のままにまかせたい」「健康な体にメスを入れるのは・・・」「オスは子どもを産まないし」と手術に抵抗感をもつことも当然かと思います。しかし、人と一緒に暮らす動物たちは、自由に異性と出会うこともままならず、すでに「自然のまま」で生活していくことはできません。
 かつて避妊・去勢手術は、望まない妊娠を防ぎ、不幸な子犬・子猫たちを増やさないということが主目的でした。

しかし、ほかにも手術のメリットは多く、性ホルモンによる病気や遺伝病の予防、性的なストレスの軽減、問題行動の予防や改善などの効果もあります。繁殖のコントロールだけがメリットではないとすると、「オスだから」とも言えないでしょう。
 繁殖をする予定がないのであれば、将来の健康のためにも避妊・去勢手術をされることをお勧めします。 家族の一員である動物たちをどのように育てて暮らしていくかをふまえたうえで、慎重に検討し、最善と思う選択をしてあげてください。

      

  猫顔イラスト.jpg     〜避妊手術のメリット・デメリット〜  

 

 避妊手術のメリットは、子宮蓄膿症や卵巣腫瘍、乳腺腫瘍など、性ホルモンの働きによって起こる病気の発症率が低くなることが挙げられます。
 また、避妊手術のデメリットとして、肥満になりやすいとよく言われます。しかし、これは発情や性的なストレスから解放され、異性を求めるために費やすエネルギーが不要となるため、消費カロリーが少なくなっているにもかかわらず、以前と同じ食事内容を与えるためにカロリーオーバーになることが最大の原因。食事と運動の量を正しくコントロールすることで、肥満は避けられるのです。
 手術のタイミングは、最初の発情がくる前の生後4〜6カ月くらいが適当と言われていますが、もちろん、それ以降でも手術は可能です。若い頃に手術をしたほうが、子宮や乳腺の病気にかかる率が低くなるともいわれています。

       〜 去勢手術のメリット・デメリット〜                犬お座りイラスト.jpg

 

 去勢手術のメリットは、精巣腫瘍や前立腺肥大、肛門周囲腺腫など、精巣ホルモンの働きが関係する病気の発症率が低くなることが挙げられます。また、去勢することによって雄性ホルモンがなくなるため、一般に問題行動とよばれる行動が減少する効果も期待できます。
 デメリットとされる去勢手術後の肥満についても、避妊手術の場合と同様、食事と運動でコントロールすることが可能です。

 

当院での手術について

  • 術前に鎮痛鎮静をかけ動物の不安を取り除き、導入剤にて導入後、吸入麻酔を使用して手術中の麻酔維持を行っております。

 

  • 手術中は人間と同様に生体情報モニターを装着して、麻酔管理を徹底しております。

 

  • 手術の際に使用する縫合糸は、術後の縫合糸反応性肉芽腫を避けるため、全て吸収糸を使用しております。

 

  • 男の子の場合には、ワンちゃんネコちゃんともに日帰りです。

 

  • 女の子の場合には、ワンちゃんネコちゃんともに一泊入院です。
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