難治性口内炎

口の痛みを繰り返しているというネコちゃんです。

 

食欲はあるのに、ひとくちフードを食べただけでも激しい痛みが生じて、口の周りを掻きむしるほどとのことです。傍で見ているだけでも辛そうです。

 

そして慢性的にヨダレも出ています。

 

ネコちゃんに多くみられる、いわゆる難治性口内炎のようです。

 

原因は様々で、口腔内細菌やウイルスの関与、免疫反応の異常などが考えられます。

 

症状も程度によって異なりますが、多くの場合には口の奥である後部粘膜が炎症を起こし真っ赤に腫れているのです。

 

 口内炎1.jpg

 

診察のため口を触られると、激しく怒るネコちゃんもいるほどに激痛なのだと一目瞭然です。

 

 

 口内炎2.jpg

正常な口の中の様子です。(まだ乳歯の幼猫さんですが)

 

治療法は内科的治療として抗生物質やステロイド、消炎鎮痛剤などの投与を行います。

 

ただし、一時的に症状を改善することは可能ですが、完治を目的として長期的に改善させてあげるためには、やはり抜歯などの外科的治療が必要になってきます。

 

 

このネコちゃんの場合には、まずスケーリングを実施して歯石除去をすることで口腔内の清掃をしています。

 

さらに、マクロライド系の抗生物質を2〜3日おきに投薬してもらうことで、今のところはステロイドを使用せずに、歯肉炎を上手くコントロールできているようです。

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