交通事故による重傷を負ったネコちゃんが運び込まれました。
頭部のダメージが激しく、口や鼻から出血しており意識もほぼ無い状態です。
直ちに救急治療を実施します。しばらくすると、容態が少し落ち着いてきてくれました。
そこで、さらに検査を進めていくと
外傷性の口蓋破裂です。
「口蓋」とは、口と鼻を隔てている壁の部分のこと。
口蓋破裂では、口蓋の裂けた所で口腔と鼻腔が開通して繋がってしまったままとなります。
そのままでは、今後命を取り留めたとしても、口の中がしっかりと密閉できません。
食べ物を上手に呑み込めないため痩せ細ってしまったり、食餌が鼻へと入り込むため鼻炎を起こし、さらには肺炎を併発することもありえます。
そこで、容態の安定と体力の回復を待ってから外科手術を実施することに
数回の手術も、頑張って耐えてくれました。
事故から約2か月が経ち
まだ、完全ではないもののカリカリのドライフードもガツガツと食べられます。
元々、外猫ちゃんだったようで、入院中も治療の度に「シャーッ、シャーッ」っと怒ります。
残念ながら、この警戒心は多少減ったものの退院時まで続きました。
それでも、このネコちゃんの飼い主となられた方は、とても喜んで家族として迎えいれてくれたようです。
先日も、少しふっくらとした体格となった”あのネコちゃん”を連れて来院されました。
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