猫のFLUTD

秋から冬へと、だんだん気温が下がってくる、この季節に多い病気です。

 

寒くなって運動量が減ったり、お水を飲む量が減ることによって起こりやすくなる膀胱炎や尿石症などがそうです。

 

F.L.U.T.D.とはFeline Lower Urinary Tract Diseaseの略称であり、膀胱から尿道までに起こる尿結石・血尿・頻尿・尿道閉塞などの様々な症状を引き起こす症候群の総称です。

 

このような泌尿器系疾患はネコちゃんがなりやすい病気として腎臓病に次いで多くみられる病気です。

 

<FLUTDを引き起こす原因>

☆ 特発性膀胱炎、尿石症、尿道栓子によって発症することがほとんどです。

☆ 食事と尿PH

   食事に含まれるマグネシウム、リン、カルシウムが過剰な場合。

   食事によっては尿pHのバランスを崩してリスクを高めるものも。

☆ 運動

   運動量が減ると水分摂取量が不足して尿量が少なくなるため。

☆ トイレ環境

   トイレが汚れていると排尿をがまんすることがあり、膀胱に尿が溜まる時間が長くなることから。   

☆ 性別/年齢

   尿路閉塞は若い去勢されたオスのネコちゃんでよくみられます。

   猫の尿結石では、おもにマグネシウム由来のストルバイト結石と、カルシウム由来のシュウ酸カルシウム結石があります。

   成猫期(1〜6歳)にはストルバイト結石が多く、高齢期、老齢期にはシュウ酸カルシウム結石が多くなる傾向があります。

☆ 体型

   肥満は猫のFLUTDを発生させやすくするといわれています。

 

   ストルバイト1.jpg(ストルバイト結晶)       シュウ酸カルシウム.jpg(シュウ酸カルシウム結晶)

 

<予防のために気をつけること>

 @適切な食事管理

   尿石症の管理には、食事管理がとても重要です。マグネシウムやカルシウムなどのミネラルを制限した食事。

   また、尿のpHを調節するよう考慮された食事を与えましょう。

 A水分を十分に与える

   水分の摂取量が少ないと尿の量が少なく、尿が濃縮されて結晶ができやすくなってしまいます。

   いつでも、十分にお水が飲めるように、お気に入りの場所に置いたり、お水を数カ所に用意するなどの一工夫を。

   また、缶詰フードにすることで、無理することなく水分摂取の増加に役立ちます。

 B適切な運動をさせましょう

   運動量が少ないと、水分摂取量が少なくなりがちです。

 Cきれいなトイレ

   猫はトイレが汚れていると排尿をがまんすることがあります。

   がまんすると膀胱に尿が溜まる時間が長くなり、尿石のできるリスクが高くなります。

   猫は、とてもきれい好きです。オシッコをがまんさせないようにトイレはいつも清潔にしておきましょう。

 

いくら予防を心がけていても、FLUTDになってしまうことは考えられます。

 

日頃からネコちゃんの行動をよく観察してあげてください。

 

次の項目でチェックしてみましょう。

 

〇 オシッコがピンク色、もしくは赤色になっている。血が混ざっていることもある。

〇 トイレでじっとしていても、なかなかオシッコが出てこない。

〇 トイレに行く回数が多くなる。

〇 トイレでないところでオシッコをしてしまう。

〇 落ち着きがなくなる。

〇 食欲、元気がない。

 

猫トイレ.jpg

 

ひとつでも思い当たることがあったら、早めに動物病院へご相談ください!

 

 

次のサイトもご参考にして下さい

http://www.kao.co.jp/nyantomo/care/index.html (猫の泌尿器ケア研究会)

 neko.jpg                                        

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