ノミ予防

         ノミってどんな虫?

      日本では、主にネコノミが犬や猫に寄生します。

体長は1〜3mm、褐色で体が縦に平たく、6本脚を持つ昆虫です。

成虫の好物は、動物の血液でオス・メスに関係なく血を吸います。

一方、ノミの幼虫は血を吸うことはありません。成虫の糞や人・ペットの食べこぼし、フケなどを食べます。

ノミのジャンプ力は驚くべきもので、光の刺激や犬・猫が出す二酸化炭素・体熱に反応し、強力な筋力を持つ後ろ脚で体長の約60倍の距離、約100倍もの高さを飛んで寄生します。

ノミは、通常1.0日〜6日間で卵から幼虫になり、2度脱皮をしサナギから成虫になります。ノミの成虫は、動物の体に寄生し吸血と産卵をくり返し、通常1〜2カ月で一生を終えます。

ノミは好適な環境がととのえば、驚異的な繁殖力をみせます。

産卵直前のメスノミがわずか10匹いれば、30日後にはノミ成虫が約2,000匹に。同時に、90,000個以上の卵と10数万匹の幼虫を生み出すそうです。

ノミは、室内・室外いずれの環境下においても生息でき、暖房などにより暖かな環境がととのった室内では、通年の生息が可能です。

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  <部屋の中>愛犬・愛猫が好んでよく過ごす場所に潜む

部屋の四すみ、家具の下やすき間などの暗く湿ったところ、床やじゅうたん、ソファーやベッドの上など、愛犬・愛猫が多くの時間を過ごす場所などに多く見られます。
ノミにとっては暖かい室内の方がより繁殖に適していて、冬の間でも寄生〜産卵をくり返すことがあります。

 

  <家の外>縁の下などの暗くじめっとした場所に潜む

室外では、庭先の直射日光が当たらないところ(犬小屋の下や縁の下、草むらなど)に多く見られます。

   〜犬・猫に引き起こす病害

 ・アレルギー性皮膚炎:ノミの唾液がアレルゲンとなり、1匹でもノミに刺されたときに、強いかゆみをともなう皮膚炎が起こります。

 ・瓜実条虫症:ノミの体内には瓜実条虫の幼虫が入り込んでいることがあり、ノミをつぶしたりすることで犬・猫の体内に入り感染。下痢や体重減少などを引き起こします。

 ・その他の病害:ノミの大量寄生・吸血による貧血、毛ヅヤの消失、吸血の刺激やかゆみによるストレス、掻き傷による化膿性皮膚炎

 

   〜ノミが人に引き起こす病害

 ・猫引っかき病

 ・ノミ刺咬症

 ・瓜実条虫症

 

   <ご家庭でのノミ発見法>

犬・猫用のノミ取りぐしで被毛をすき、体毛や体表から赤黒色のフケ状の小さな塊が出てくれば、ノミの糞である可能性があります。実際にノミの糞かどうか確認するには、塊を濡れたティッシュの上に置いてみます。赤くにじんだらノミの糞です。赤くなるのは、ノミが摂取した血液が糞として排泄されるためで、赤血球が溶けることで赤い色になります。

 

   <ノミの予防方法>

室内を清潔に保つように心がけます。ノミは犬・猫が好む場所にたくさん存在しますので、特に念入りに掃除機をかけるようにしましょう。

上記の方法で衛生的な飼育を心がけていても、ノミの卵や幼虫、サナギなどをすべて駆除することは困難です。ノミの寄生・健康被害から愛犬・愛猫と飼い主さんのご家族を守るためには、環境対策と同時に、ノミの繁殖サイクルを断ってくれるノミ寄生予防薬の定期的な投与(定期駆虫)を含めた総合的なノミ対策が必要です。

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