ウンチはワンちゃん・ネコちゃん達にとっても健康状態や栄養状態のバロメーター
「いつもよりクサい臭いだ。」
「いつもよりちょっとゆるいかも。」
などのちょっとした違いも体からの大事なメッセージです。
そもそも正常なウンチとは?
もしも、いつものウンチと違っていたら?
〜量が増えた場合〜
ダイエットフードなど食物繊維の量が多いフードを食べると、便の量は増えます。
〜いつもよりクサい場合〜
いつもと違うものを食べた。いつもより食べ過ぎた。また、穀物や油分が多いものを食べた時も臭くなります。
〜いつもより、やわらかい場合〜
感染症や中毒かも。水分の取りすぎ、腐ったものを食べた、冷たいものや脂肪分の多いものを食べ過ぎた。またはアレルギー性の腸炎の可能性もあり得ます。ストレスなどからウンチがやわらかくなることもあります。
〜いつもより、かたい場合〜
食事の量が少ない、お肉類をいっぱい食べた、カルシウムを多くとっている場合など。また、フードが合わない場合や便秘の時もかたく、ウンチの量は少なくなります。
〜ウンチの色がいつもと違う場合〜
黄色や緑色のウンチ:小腸で十分な吸収が行われず、急速に通過している可能性があります。
黒いウンチ:胃や小腸内で出血がおこっているのかも。
ペースト状で薄い色の場合:正常なウンチの色を付ける胆汁が不足しているのかも。肝臓が原因かもしれません。
白っぽい・灰色のウンチ:膵臓の機能が低下しているとき。またはカルシウムなどのサプリメントを多くとったときも。
ウンチの色は食べたものによっても変わるので、食べたものを確認しましょう。
〜ウンチに血が混じっている場合〜
消化器系のどこかに出血が起きています。
鮮血が混じる場合:ウンチが出る直前、いわゆる大腸からの出血です。
黒っぽい色の場合:ウンチとなって出るまでに時間がかかっている、いわゆる胃や小腸で出血がおこっていることを示しています。全体的に黒いタール状のウンチが出ます。そのまま出血の状態が続くとさらに状態が悪くなり貧血も進行するため、早めに原因を知りましょう。
〜ウンチに膜がかかっている場合〜
ウンチにかかっている膜は、腸の粘膜のようなものです。普段よりも腸が働き過ぎてしまうため、腸粘膜がはがれてしまった状態になります。
〜ウンチに何かが混じっている場合〜
何か異物を食べてしまったとき、未消化の物がウンチに混じって出てきます。
出てくればまだ良い方で、異物によっては閉塞してしまう危険もあります。
また、お腹の中に寄生虫がいる場合は白い米粒状の物や白くて細長い寄生虫が出てきます。
ワンちゃんの場合、便秘はあまり起きません。
もしも便秘であれば、その原因はフード以外にも大腸や肛門の病気であったり、未去勢のオスのワンちゃんの場合には前立腺肥大などが原因で、痛くてウンチが出せずに我慢をしているのかもしれません。
またネコちゃんの場合は便秘がそのまま続くとウンチが大腸にたまり、結腸そのものが大きくなってしまう「巨大結腸症」という病気になることもあります。
ウンチが硬くていつも「便秘かな?」と思うような仕草を見せている時は、病気のサインである可能性もあるので、早めに動物病院で診てもらいましょう。
そして健康な生活を送るためにも、ウンチのチェックも毎日の日課にしましょう
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