慢性的な皮膚病のワンちゃんです。
膿皮症の治療としては、抗生剤の内服や薬浴などを継続していました。
治療を始めたころに比べると、だいぶ落ち着いてきているようでした。
ところが先日、首のあたりをよく掻いているということで、再度患部の皮膚掻爬検査(皮膚を少し掻き取る検査)を実施したところ、
アカラスです。
アカラス症は、アカラス(別名:イヌニキビダニ、犬毛包虫)という寄生虫が皮膚に寄生することによって起こる病気です。
体長約0.3mmほどの小さなイヌニキビダニですが、母犬からの授乳中に感染するといわれています。
ほとんどのワンちゃんにも、何も症状を起こさずに少なからず寄生していると考えられています。
ただし自己免疫力や抵抗力の低下など、何らかの原因により異常増殖すると、アカラス症になるのです。
とは言え、今回のワンちゃんの場合。
初回の検査でも、さらにはその後の検査でも検出できませんでした。
もっと早くに発見できていれば。
大いに、大いに反省すべき点です。
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